【体験記】2024年 世界文化遺産地区まで延伸したマカオ高速交通システムLRTをマカオパスで利用
2023年12月に延伸したばかりのマカオ高速交通システムLRT体験記。
これまでは、主要ホテルが密集するコタイ地区から、2005年に世界文化遺産登録された「マカオ歴史市街地区」に行くには、バスやタクシーの利用が必要でした。今回媽閣駅まで延伸したおかげで、マカオ観光がとてもスムーズになりました。
また、LRT利用には、便利でとてもオトクなマカオパスが必須アイテムです。今回2024年2月にLRTを利用した様子をマカオパス(澳門通)の使い方とともに紹介していきます。
目次
マカオ高速交通システムLRTとは
こちらが、2024年4月時点でのマカオ高速交通システムLRTの路線図となります。
タイパ地区にある、タイパフェリーターミナルから、マカオ空港や、コタイ地区を経由し、海洋駅から地下を通って、マカオ地区の媽閣駅までを結びます。所要時間は30分程度ぐらいでした。
2023年12月に媽閣駅が新設されマカオ半島まで延伸
これまで終点は海洋駅まででしたが、2023年12月に媽閣駅まで延伸しました。
それにより、2005年に世界文化遺産登録された「マカオ歴史市街地区」まで足伸ばすことが簡単になりました。
全部で12駅あります。
お得で便利なマカオパスはマストアイテム
こちらがマカオパス。コンビニなどで購入可能です。デポジット込みで1枚130マカオ・パタカ(≒香港ドル)となります。日本円で約2500円程度となります。
内訳は、
・利用分 100MOP(マカオ・パタカ)
・デポジット 30MOP(マカオ・パタカ)
となります。
こちらがマカオ高速交通システムLRTの運賃表です。
マカオパスだと、通常の運賃の半分の金額で乗車することができます。
よって、LRTの始発駅から終点駅まで乗って、片道6マカオ・パタカ(≒香港ドル)なので115円ほどと、とってもお得に移動ができます。
近代的なマカオ高速交通システムLRT
日本の「ゆりかめも」にも似たような雰囲気の駅と車両です。
なお三菱重工業株式会社が建設を担当したとのことです。
車両は2両編成です。
座席は、日本のクッションタイプとは違い、外国では一般的なステンレス?タイプの座席となります。
車両から見た沿線の風景
コタイ地区にある、ホテル・ギャラクシー。
ディズニーリゾートにでおありそうな建築デザインです。
タイパ地区には、高層アパートが密集していました。
媽閣駅から世界遺産登録された「マカオ歴史市街地区」
媽閣駅にある案内図。地図下部の媽閣駅から地図左上の媽閣廟は5分~10分ぐらいの徒歩圏内です。
地元の方も多く訪れる世界文化遺産の一つである媽閣廟。訪れた際には、爆竹の音と煙でにぎやかでした。
なお、それ以外の世界文化遺産を見るには、媽閣廟近くの大通りにまず出て、バスで移動するのがオススメです。
もちろん、マカオパスもバスで利用することができます。
関連情報
マカオ高速交通システムLRTのWEBサイト
https://www.mlm.com.mo/tc/index.html
まとめ
全駅乗っても30分程度の短い路線ですが、コンパクトなエリア名の中に様々な建物や風景が見ることができ、
乗ること自体がアトラクションのような鉄道体験でした。
今後マカオ地区での延伸計画もあるようなので、また数年後にも訪れてみたいと思います。