【2026年】香港オクトパスカードの有効期限|期限切れの復活方法・手数料

久しぶりの香港旅行で、引き出しから出てきたオクトパスカード(八達通)。「まだ使えるの?」「期限切れなら残高はどうなる?」と気になる方は多いはずです。
結論から言うと、オクトパスカードは1,000日間利用がないと利用停止になりますが、MTR駅のカスタマーサービスセンター、Octopus Service Point、公式アプリのいずれかで再有効化(リアクティベート)すれば再び使えます。ただし、2017年10月1日以降に発行された大人用の貸与型カード(On-Loan Octopus)は、3年間チャージや支払いがないと15香港ドル、その後も年15香港ドルの管理手数料が残高から差し引かれます。
筆者は2024年3月、5年以上使っていなかったカードをMTR駅の窓口で再有効化し、45香港ドル(約900円)が差し引かれました。この記事では、その実体験のレシートと、オクトパス公式サイトの最新情報(2026年10月確認)をもとに、有効期限のルール・復活方法・手数料をまとめます。

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このページで分かること(目次)
オクトパスカードの有効期限はいつまで?1,000日と3年の2つのルール
オクトパスカードに「○年○月まで」という有効期限日はありません。注意すべきなのは、①1,000日間使わないと利用停止になるルールと、②対象カードが3年間使われないと管理手数料が発生するルールの2つです。条件と影響が異なるため、分けて理解するのがポイントです。
| ルール | 条件 | 対象カード | どうなるか |
|---|---|---|---|
| 1,000日ルール | 1,000日間利用がない | オクトパスカード全般 | 利用停止(再有効化すれば再び使える) |
| 3年ルール | 3年間チャージ・支払いがない | 2017年10月1日以降発行の大人用On-Loanカードなど | 15香港ドル、以後毎年15香港ドルを差し引き |
1,000日間使わないとどうなる?
オクトパス公式FAQでは、1,000日間利用がないカードは利用停止(deactivated)になると案内されています。利用停止になったカードは改札やお店のリーダーで使えませんが、残高やデポジットがすぐに消えるわけではありません。MTR駅のカスタマーサービスセンターなどで再有効化すれば、再び使えるようになります(参考:Octopus公式FAQ)。
なお、旧記事では「最後にチャージしてから1,000日」と書いていましたが、公式の表現は「1,000日間利用がない(inactivity)」です。裏面の注意書きとあわせて確認してください。

3年間使わないと管理手数料が発生するカード
2017年10月1日以降に発行された大人用の貸与型カード(On-Loan Adult Octopus)は、3年間チャージや支払いの取引がないと「Inactive Octopus(未使用カード)」となり、管理手数料(Inactive Octopus Administrative Fee)として15香港ドル、その後も使わなければ毎年15香港ドルが残高とデポジットから差し引かれます(公式:Know More about Inactive Octopus)。
すべてのカードが対象ではなく、子ども用・高齢者用や購入型のカード、旅行者向けのTourist Octopusは対象外です。対象かどうかは次の表で確認できます。
| カードの種類 | 3年未使用時の管理手数料 |
|---|---|
| 2017年10月1日以降発行の大人用On-Loanカード(無記名、または18〜59歳の記名式) | 15香港ドル、以後毎年15香港ドル |
| 2017年9月30日以前に発行されたOn-Loanカード | 対象外 |
| 子ども用・高齢者用のOn-Loanカード(無記名) | 対象外 |
| 18歳未満・60歳以上の記名式カード、障害者・学生割引付きカード | 対象外 |
| Sold Octopus(購入型) | 対象外 |
| Tourist Octopus(旅行者用・購入型) | 対象外 |
| カード交換プログラムで交換発行されたOn-Loanカード | 対象外 |
期限切れのオクトパスカードを復活させる3つの方法
再有効化の方法は、①MTR駅のカスタマーサービスセンター、②公式アプリ「Octopus」、③Octopus Service Pointの3つです。旧記事では窓口のみを紹介していましたが、現在はスマホアプリでも手続きできます。
| 方法 | 場所・必要なもの | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ①MTR駅の窓口 | MTR駅のカスタマーサービスセンター(客務中心) | 香港到着後すぐに確実に手続きしたい人 | 営業時間内のみ。管理手数料対象なら差し引き後に再有効化 |
| ②公式アプリ | NFC対応Android、またはiPhone 8以降(iOS 16.2以上) | 出発前や混雑を避けて手続きしたい人 | 日本の端末・電話番号での動作は未確認 |
| ③Octopus Service Point | 指定のMTR駅・商業施設にあるセルフ端末 | 窓口の行列を避けたい人 | 手数料対象カードは自動チャージ設定か残高が十分な場合のみ |
①MTR駅のカスタマーサービスセンターで再有効化【実体験】

筆者が実際に利用したのがこの方法です。手続きはとても簡単でした(とはいえ、初めてだったので少し緊張しましたが)。
MTR駅のカスタマーサービスセンター(客務中心)の窓口で「Reactivate, please.」と伝えてオクトパスカードを差し出すと、係員がその場で処理してくれます。手慣れた様子だったので、よくある手続きなのだと思います。英語が完璧でなくても、伝われば大丈夫です。
公式FAQでも、MTR駅のカスタマーサービスセンターでの再有効化は無料と案内されています。ただし、管理手数料の対象カードは、手数料が差し引かれてから再有効化されます(筆者のケースは後述)。
②公式アプリ「Octopus」で再有効化(iPhone・Android)
公式アプリ「Octopus(八達通)」には、カードをスマホにかざして再有効化する機能があります。対応端末は、NFC対応のAndroid端末と、iOS 16.2以上のiPhone 8以降です(公式FAQ:About The Octopus App)。
- Octopusアプリを開く
- 「Card Enquiry」(カード照会)を選び、カードをかざして残高・利用履歴を表示する
- オクトパスカードをスマホの背面(iPhoneは上部背面)に当てる
- 「Details」をタップしてカードの状態を確認する
- 「Activate」をタップして再有効化を選ぶ
- 完了するまでカードをスマホの背面に当てたままにする
アプリは日本のApp Storeにも「Octopus 八達通」として掲載されています(2026年10月18日確認)。ただし、アプリのアカウント登録には携帯電話番号とメールアドレスが必要で、日本の電話番号・端末で再有効化まで完了できるかは筆者は未確認です。また、公式FAQではAndroidについて、香港の正規販売店以外で販売された端末ではGoogle Playにアプリが表示されない場合があるとしています。出発前に試してみて、うまくいかなければ現地の窓口で手続きするのが確実です。
公式サイトでは、管理手数料の対象になっているカードはOctopus Service PointかMTR駅のカスタマーサービスセンターで再有効化するよう案内しています。アプリで手続きできない場合は、窓口を利用しましょう。
なお、これとは別の手続きとして、iPhone利用者は旅行者向けアプリ「Octopus for Tourists」で、物理カードをiPhoneのモバイルオクトパスに移行することもできます(公式の再有効化ページでは、利用停止中のカードも移行できると案内されています)。ただし、移行できるのは無記名の大人用・高齢者用On-Loanカードのみで、Tourist Octopusなどの購入型は対象外です。また、移行後は元の物理カードが無効になり、二度と使えません(公式FAQ)。物理カードをそのまま使い続けたい場合は、再有効化を選びましょう。
③Octopus Service Pointで再有効化
Octopus Service Pointは、指定のMTR駅や商業施設に設置されたセルフサービス端末です。カードの状態確認と再有効化のほか、残高・利用履歴の確認や古いカードの交換もできます。最寄りの設置場所は、公式サイトの一覧で確認できます。
ただし、管理手数料の対象カードをService Pointで再有効化できるのは、自動チャージ(AAVS)を設定しているか、手数料を差し引けるだけの残高がある場合に限られます。
再有効化したカードはどこで使える?(タクシー・中国本土)
再有効化したカードは、MTR・バス・フェリー・コンビニなどでそのまま使えます。2026年4月からは、香港のタクシーにも電子決済の提供が義務化されました。
| 利用シーン | 2026年10月時点の状況 |
|---|---|
| MTR(地下鉄)・バス・フェリー・トラム | 利用可能 |
| コンビニ・飲食店など | オクトパスのリーダーがある店舗で利用可能 |
| タクシー | 2026年4月1日から、全タクシーにQRコード決済1種類以上と、オクトパス・クレジットカードなどの非QR決済1種類以上の提供が義務化。オクトパスに対応するかは車両ごとに異なるため、車窓のステッカーで確認 |
| 中国本土・マカオ | 「Octopus – China T-Union Card」なら中国本土・マカオの336都市で公共交通機関に利用可能(通常のカードは不可) |
オクトパスカードの再有効化手数料はいくら?
再有効化の手続き自体は無料ですが、管理手数料の対象カードでは、3年間未使用で15香港ドル、その後も未使用の場合は1年ごとに15香港ドルが差し引かれます。対象外のカードであれば、1,000日以上使っていなくても手数料なしで復活できます。カードの種類ごとの対象・対象外は、前述の表で確認してください。
| 最後のチャージ・支払いからの経過 | 累計の管理手数料(計算例) |
|---|---|
| 3年 | 15香港ドル |
| 4年 | 30香港ドル |
| 5年 | 45香港ドル |
| 6年 | 60香港ドル |
上の表は公式ルールにもとづく計算例です。実際に差し引かれる額は、カードの状態や徴収の履歴によって異なる場合があります。
購入時期がわからない場合は、公式アプリやOctopus Service Pointでカードの状態と管理手数料の対象かどうかを確認できます。
実際に45香港ドル引かれた体験(2024年3月)

こちらが再有効化の際にもらったレシートです。最後に使ってから5年以上経っていたカードで、手続きの際に45香港ドル(約900円/2024年3月時点)が残高から差し引かれました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| デポジット | 50香港ドル(変化なし) |
| 手続き前の残高 | 245.5香港ドル |
| 差し引かれた金額 | -45香港ドル |
| 手続き後の残高 | 200.5香港ドル |
45香港ドルは、現行の未使用管理手数料で計算すると、15香港ドルが3回発生した金額と一致します。ただし、当時のレシートだけでは請求の内訳や対象となった期間までは確定できないため、ここでは実際に差し引かれた金額として紹介します。
「ドゥードゥ・ドゥ」と鳴る古いカードは交換が必要
オクトパスカードをリーダーにかざした際に「ドゥードゥ・ドゥ(Dood~Dood Dood)」と特別な音が鳴る場合、そのカードは交換対象です。第1世代のカードだけでなく、一部の貸与型(On-Loan)・購入型(Sold)カードも交換プログラムの対象になっています。交換はOctopus Service PointまたはMTR駅のカスタマーサービスセンターで行えます(公式FAQ:Card Replacement)。
交換の通知期間内に交換しないとカードは無効になり、無効になってから1年後に20香港ドル、以後毎年20香港ドルの交換遅延手数料が残高とデポジットから差し引かれます。警告音が鳴り始めてから1年ではない点に注意してください。残高とデポジットがなくなると、交換も払い戻しもできなくなります(2022年11月15日から適用。公式FAQ)。
オクトパスカードの残高確認・払い戻し方法
残高は公式アプリ、Octopus Service Point、MTR駅の照会機で確認でき、払い戻しはMTR駅のカスタマーサービスセンターで受けられます。もう香港へ行く予定がない場合は、管理手数料がかかる前に払い戻すのも選択肢です。
| 項目 | 内容(On-Loanカード) |
|---|---|
| 払い戻し場所 | MTR駅のカスタマーサービスセンター |
| 残高1,000香港ドル未満 | その場で残高とデポジット(50香港ドル)を返金 |
| 残高1,000香港ドル以上 | オクトパス社で処理し、9営業日以内に返金方法を連絡 |
| 払い戻し手数料 | 次のいずれかに該当すると、11香港ドルまたは残高の1%の高いほう:①残高が1,000香港ドルを超える ②発行から90日以内に返却 ③発行後の支払い利用が5回以下(公共料金の支払い・寄付は回数に含まない) |
| カード破損時 | 30香港ドル |
短期の旅行で数回しか使わなかったカードは、③の「支払い利用5回以下」に当てはまり、手数料がかかることがあります。なお、窓口で即時返金できるのは残高1,000香港ドル未満、手数料の条件は残高1,000香港ドル超で、基準が異なります(公式:Leaving Hong Kong)。
旅行者用のTourist Octopus(購入型)はデポジットがなく、カード代は返金されません。残高を払い戻すとカードは使えなくなるため、記念に残しておく人も多いカードです。
オクトパスカードの期限切れに関するよくある質問
-
オクトパスカードに有効期限はありますか?
-
カード自体に有効期限日はありません。ただし、1,000日間利用がないと利用停止になります。また、2017年10月1日以降に発行された大人用のOn-Loanカードは、3年間チャージや支払いがないと15香港ドル、その後も毎年15香港ドルの管理手数料が差し引かれます。
-
期限切れのオクトパスカードは無料で復活できますか?
-
MTR駅のカスタマーサービスセンターでの再有効化は無料です。ただし、管理手数料の対象カードは、3年間未使用で15香港ドル、その後も未使用の場合は1年ごとに15香港ドルの管理手数料が差し引かれてから再有効化されます。
-
日本にいる間にスマホで再有効化できますか?
-
公式アプリ「Octopus」には、カードをスマホにかざして再有効化する機能があり、日本のApp Storeにも掲載されています(2026年10月18日確認)。ただし、アカウント登録の条件や端末によっては利用できない場合があり、筆者は日本からの手続きを確認できていません。うまくいかない場合は、香港到着後にMTR駅の窓口で手続きしてください。
-
10年以上前のオクトパスカードも使えますか?
-
2017年9月30日以前に発行されたOn-Loanカードは管理手数料の対象外のため、利用停止になっていても無料で再有効化できる可能性があります。ただし、リーダーにかざして「ドゥードゥ・ドゥ」と鳴るカードは交換対象です。通知期間内に交換しないとカードが無効になり、無効になってから1年後に20香港ドル、以後毎年20香港ドルが差し引かれます。
-
オクトパスカードの残高やデポジットは消えてしまいますか?
-
利用停止になっただけでは消えません。ただし、管理手数料の対象カードは残高、続いてデポジットから手数料が差し引かれ、すべてなくなるとカードが取り消されて再有効化できなくなります。
-
ツーリスト・オクトパスにも管理手数料はかかりますか?
-
かかりません。公式サイトで、3年未使用時の管理手数料はTourist Octopusには適用されないと明記されています。長期間使わないと利用停止になることはありますが、再有効化の手順は通常のカードと同じです。
-
香港のタクシーでオクトパスカードは使えますか?
-
2026年4月1日から、香港の全タクシーに電子決済の提供が義務化され、オクトパスはその選択肢の1つです。ただし、どの決済方法を導入するかは運転手が選べるため、乗車前に車窓のステッカーで確認するか、運転手に尋ねてください。
出典:Octopus Cards Limited公式サイト(Know More about Inactive Octopus、Reactivate an inactive Octopus、About Octopus FAQ、Overdue Replacement Administrative Fee、Octopus on iPhone FAQ、Leaving Hong Kong)、香港運輸署 的士通訊第59期。2026年10月18日確認。
香港旅行に役立つ関連情報
まとめ|古いオクトパスカードも再有効化すれば使える
オクトパスカードは1,000日使わないと利用停止になりますが、MTR駅の窓口・公式アプリ・Octopus Service Pointで再有効化すれば再び使えます。2017年10月以降に発行された大人用のOn-Loanカードは、3年未使用で年15香港ドルの管理手数料がかかるため、次の旅行の予定がなければ払い戻しも検討しましょう。
- 1,000日間使わないと利用停止。再有効化はMTR駅の窓口なら無料
- 2017年10月1日以降発行の大人用On-Loanカードは、3年未使用で15香港ドル+以後毎年15香港ドル
- Tourist Octopus、2017年9月以前発行のカード、子ども・高齢者用は管理手数料の対象外
- 公式アプリ(NFC対応Android、iPhone 8以降)でも再有効化できる
- 「ドゥードゥ・ドゥ」と鳴るカードは交換対象。無効化から1年後に年20香港ドルの手数料
5年ぶりの香港旅行でも、手元のオクトパスカードは窓口で数分の手続きをするだけで復活しました。引き出しに眠っているカードがある方は、次の香港旅行の前に状態を確認してみてください。

