【9/16更新】九州ふっこう応援割まとめ|熊本・長崎が予約開始、じゃらんは初日で一時停止

九州ふっこう応援割まとめ|10月1日開始・熊本鹿児島は60%割引
九州ふっこう応援割まとめ|10月1日開始・熊本鹿児島は60%割引

9月15日10時、熊本県と長崎県で予約販売が始まりました。先行したのはじゃらんnetと楽天トラベルの2社です。その後、続く佐賀・大分・宮崎の3県も日程を公表し、9月16日時点で予約開始日が決まっていないのは福岡県と鹿児島県の2県だけになりました。

ただし初日から想定以上のスピードで枠が消化されています。じゃらんnetでは9月15日のうちに熊本県・長崎県ともに予算上限に達し、受付が停止されました。

また鹿児島県は国の応援割とは別に、県独自の「かごしま観光応援割」を9月14日から開始しています(9月14日〜10月13日宿泊分・最大60%)。この記事では県ごとの予約開始日と対象期間、主要OTA(オンライン旅行代理店)の対応状況の違いを表で整理します。

※なお「九州復興応援割」と検索されることもありますが、正式名称は「九州ふっこう応援割」となります。

九州ふっこう応援割とは

2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震により、熊本県だけでなく九州全域で宿泊予約のキャンセルが多発しました。観光庁はこれを受け、九州地方の観光復興を早めるため、国内旅行者などを対象とした旅行・宿泊料金の割引支援を実施します。これが「九州ふっこう応援割」です。

仕組みは、観光庁が九州各県へ補助金を交付し、各県が旅行会社・宿泊予約サイト・宿泊施設を通じて割引価格での販売を支援する、というものです。旅行者は割引後の価格で予約でき、差額は補助金から事業者へ支払われます。北陸応援割や過去の全国旅行支援と同じ流れです。

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制度概要(早見表)

項目内容
名称九州ふっこう応援割
実施主体国(観光庁)の支援事業を活用し、九州各県がそれぞれキャンペーンを実施
対象地域九州地方7県(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)
対象商品九州地方における1泊以上の旅行・宿泊商品
割引率旅行・宿泊料金の50%(熊本県・鹿児島県は60%)
割引上限額2.0万円〜3.5万円(1旅行・1人あたり)
事業規模7県への交付金限度額の合計で151億2,598万円(西日本新聞報道。観光庁の公式ページに総額の記載はありません)
割引対象期間令和8年(2026年)10月1日(木)宿泊分から
予約開始日熊本・長崎は9月15日10時に開始済み。佐賀9月24日、大分・宮崎9月25日と続く。福岡・鹿児島は未公表
既存予約の扱い熊本・長崎・佐賀・大分・宮崎の5県とも「販売開始日より前の予約は対象外」と明記。予約の取り直しが必要です
販売状況じゃらんnetは9月15日に熊本・長崎とも予算上限到達で受付停止(熊本は9月16日10時頃再開予定)

出典:観光庁「九州ふっこう応援割」(2026年9月15日更新)、各県公式発表(2026年9月16日確認

割引上限額は「商品タイプ」で決まる

割引率だけでなく、1人あたりの上限額が設定されています。交通手段とセットにするほど上限が上がる設計です。

商品タイプ割引上限額(1旅行・1人あたり)
宿泊単体商品/交通付宿泊旅行商品(1泊)2.0万円
交通付宿泊旅行商品(2泊以上)3.0万円
周遊型旅行商品(宿泊地が2県以上)3.5万円

※8月28日時点では上限額の単位が明記されていませんでしたが、9月3日公表の観光庁資料で「1旅行・1人当たり」と明示されました。

※観光庁資料は補助率について「50%(泊/人)」と明記していますが、限度額欄には人数単位の記載がありません。人数単位を含む詳細な計算方法は各県の実施要領をご確認ください。

「交通付宿泊旅行商品」は、航空券やJR(新幹線・特急)と宿泊がセットになったダイナミックパッケージ型の商品を指します。羽田・伊丹・中部などから飛行機で九州へ向かう人は、宿だけ取るより航空券込みのパッケージにしたほうが上限枠を使い切りやすい構造です。

【9/16更新】各県の予約開始日・対象期間

販売チャネル(OTA/宿泊施設への直接予約/旅行会社)ごとに開始日が分かれている県が多く、対象期間もチャネルによって違う場合があります。9月16日時点の状況です。

割引率予約開始日割引対象期間
熊本県60%9月15日(火)10時〜 受付中
準備の整った事業者から順次
10月1日〜12月25日 宿泊分
(12月26日チェックアウトまで)
長崎県50%9月15日(火)10時〜 受付中
じゃらん・楽天が先行
宿泊施設の直接予約:9月28日
旅行会社・その他OTA:9月30日
先行2社:10月1日チェックイン〜12月1日チェックアウト
(12月1日以降の宿泊分は後日販売予定・開始日は別途発表)
その他:10月1日〜12月25日
佐賀県50%オンライン予約サイト:9月24日(木)
旅行会社:10月2日(金)
10月1日チェックイン〜12月26日チェックアウト
大分県50%
※熊本・鹿児島を含む周遊型は60%
OTA4社:9月25日(金)12時
旅行代理店:10月9日(金)
宿泊施設:10月16日(金)
OTA:10月1日〜12月25日
旅行代理店:10月9日〜12月25日
宿泊施設:10月16日〜12月25日
宮崎県50%
※熊本・鹿児島を含む周遊型は60%
じゃらん・楽天:9月25日(金)10時
宿泊施設・旅行会社:9月28日以降順次
10月1日〜12月25日 宿泊分
(12月26日チェックアウトまで)
福岡県50%未公表未公表
鹿児島県60%未公表(県は10月中の開始を目指す)
※9月は県独自の「かごしま観光応援割」が実施中
未公表

観光庁資料で対象として示されているのは福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島の九州7県で、沖縄県は含まれていません。

各県の特設サイト・問い合わせ先

特設サイトコールセンター
熊本県熊本ふっこう応援割 特設サイト(9月15日公開済み)0800-111-9449(9:30〜17:30)
長崎県nagasaki-fukkou-wari.jp(9月18日公開予定)
現在はながさき旅ネットに掲載
050-1732-4652(平日9:00〜17:00)
佐賀県saga-ouen.jp(9月18日17時頃公開予定)050-1732-4649(平日9:30〜17:30)
大分県9月18日公開予定050-1732-4651(9:30〜17:30・土日祝含む)
宮崎県9月16日15時頃公開予定専用事務局は9月24日開設(それまでは「ひなタビ」事務局 050-3515-5832)
鹿児島県かごしま観光応援割 特設サイト(県独自割)

【空港・交通】九州へのアクセス最新状況

応援割で安く行けても、現地までのアクセスが読めなければ計画は立ちません。2026年9月7日時点の状況を整理します。

区間・施設状況(2026年9月7日時点)
阿蘇くまもと空港
(熊本空港)
軽微な不具合の修繕は継続中だが、ターミナル機能は平常運用。空港内の店舗も全店が営業を再開
九州新幹線
熊本〜新水俣
9月18日の始発から運転再開予定。これで博多〜鹿児島中央が約1か月半ぶりに全線つながる。9月18日以降のきっぷは9月1日12時から発売中.
九州新幹線
再開後のダイヤ
博多〜熊本は災害前からダイヤ変更なし。熊本〜鹿児島中央は新八代駅付近で徐行するため、下り列車は鹿児島中央着が最大8分程度遅く、上り列車は鹿児島中央発を最大9分程度繰り上げ。本州直通列車は災害前の9割程度の本数(JR九州 2026年8月27日発表・詳細ダイヤは8月31日発表)
JR鹿児島本線
宇土〜八代
10月中旬頃の再開を目指す。熊本〜宇土も当面のあいだ減便

つまり、応援割が始まる10月1日時点では九州新幹線は全線復旧済みの見込みです。一方で在来線の鹿児島本線は一部が再開途上のため、熊本県南部から八代方面へ抜けるルートを組む場合は事前確認が必要です。

空路については、阿蘇くまもと空港が通常どおり使えるため、羽田・伊丹・中部・那覇などからの直行便で熊本入りするルートが最も読みやすい選択肢になります。福岡空港経由で高速バスや新幹線に乗り継ぐルートも有効です。出発前には各航空会社の運航状況ページで最新情報をご確認ください。

復旧見通しと進捗はJR九州の2026年8月27日発表、9月18日以降の具体的な運行ダイヤは8月31日発表に基づきます。余震や当日の気象状況により、運休・運行変更が生じる場合があります。旅行当日はJR九州の最新運行情報を必ずご確認ください。

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応援割が始まる前に使えるクーポン

10月を待たずに九州へ行く場合は、旅行会社が独自に配布している応援クーポンが使えます。いずれも先着・枚数限定です。

提供内容期間
楽天トラベル「熊本・鹿児島 観光応援クーポン」熊本の宿10%OFF(割引上限5,000円・1,800枚)/熊本・鹿児島の宿5%OFF(割引上限2,000円・13,500枚)/熊本の楽パック11,000円OFF(110枚)/熊本・鹿児島の楽パック5,000円OFF(700枚)。4種類・合計16,110枚予約は2026年8月28日10時〜。種類により9月30日または10月31日まで(9月19〜22日、10月10〜11日は除外)
JTB「旅で応援」クーポン往復JAL利用ツアー・熊本・鹿児島:2名以上・10万円以上で15,000円引(先着500枚)/往復JAL利用ツアー・福岡・佐賀・長崎・大分・宮崎:2名以上・10万円以上で10,000円引(先着250枚)/JR利用:5万円以上で5,000円引(先着300枚)/九州の宿泊:3万円以上で1,000円引(先着2,000枚)予約対象期間は2026年8月24日〜9月29日、出発対象期間は8月25日〜9月30日。JTBトラベルメンバー登録(無料)が必要

「楽パック」はANA・JALの航空券またはJR新幹線・特急と宿泊をセットで予約できる商品です。これらは旅行会社独自のクーポンで、国の応援割とは別枠です。応援割との併用可否は未公表ですが、応援割の販売開始前に済ませた予約は応援割の対象外になる見込みのため、9月中の旅行はこれらのクーポン、10月以降は応援割、と割り切るのが分かりやすいと思います。

2016年「九州ふっこう割」との違い

「ふっこう割」という名前に聞き覚えのある人も多いはずです。2016年の平成28年熊本地震のあとにも同名の制度がありました。

項目九州ふっこう割(2016年)九州ふっこう応援割(2026年)
きっかけ平成28年熊本地震令和8年熊本地震(2026年7月28日)
手厚い県熊本県・大分県熊本県・鹿児島県
割引率熊本・大分は最大7割、その他5県は最大5割(第1期など時期・商品により割引率が変動)熊本・鹿児島は6割、その他5県は5割
実施期間2016年7月〜12月末2026年10月1日宿泊分〜(大分県は12月25日まで。他県は未公表)

今回、大分県ではなく鹿児島県が上乗せ対象になっているのは、観光庁が「キャンセルによる観光への影響が大きい熊本県・鹿児島県」を60%の対象としているためです。九州新幹線の長期運休なども、鹿児島への旅行需要に影響したとみられます。

注意点・チェックリスト

予算上限今回の終了条件は県によって異なります。大分県は「予算の執行状況に応じて早期終了の可能性がある」と明記しています。人気の宿・日程は早期に埋まると考えておくべきです
予算規模金子国土交通大臣は2026年8月28日の会見で、旅行・宿泊料金の割引支援に約151億円の使用を決定したと述べています(国土交通省関係の予備費は総額約438億円、支援パッケージ全体は1,478億円)
既存予約大分県は販売開始前の予約を対象外と明記。予約の取り直しが必要になる可能性があります
地域クーポン同じ交付要綱では、地域クーポンは国の補助対象外とされています。全国旅行支援のような買い物クーポンは付かない見込みです
併用可否OTA独自クーポンとの併用可否は未公表です。鹿児島県の独自割引について、MBC南日本放送は期間が重なった場合はどちらかを選ぶことになると報じていますが、正式な実施要領は未発表です
除外日2026年9月3日の熊本県議会常任委員会で示された国の補助交付要綱によると、補助対象は2027年2月末までの宿泊分で、2026年12月26日〜2027年1月3日は対象外とされています。ただし各県が実際に設定する実施期間は別途発表されます(大分県は12月25日まで)

よくある質問(Q&A)

九州ふっこう応援割はいつから使えますか?

2026年10月1日(木)の宿泊分からが割引対象です。ただし各県ごとに実際の実施時期が判断されるため、すべての県が10月1日に一斉スタートするとは限りません。

予約はいつから始まりますか?

9月9日時点で予約開始時期を公表しているのは長崎県(9月第3週を目標・OTA先行)と大分県(9月下旬)です。佐賀県は対象期間だけを公表し、予約開始日は未定です。熊本・福岡・宮崎・鹿児島の4県は未公表です。予約開始日は各県が設定し、決まり次第、観光庁の専用ページや各予約サイトで順次発表されます。

 すでに10月の宿を予約しています。応援割は適用されますか?

大分県は「現在既に予約されている旅行商品等は対象外」と明記しています。他県の扱いは未公表ですが、同様の運用になる可能性が高いとみられます。適用したい場合は販売開始後に予約を取り直すことになりますが、キャンセル料の発生時期にご注意ください。

対象は九州7県すべてですか?沖縄県は含まれますか?

福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島の7県が対象です。熊本・鹿児島が60%、残り5県が50%となります。沖縄県については公表資料に記載がなく、対象外と考えられます。

割引はいくらまで受けられますか?

1旅行・1人あたり、宿泊単体または交通付き1泊で2.0万円、交通付き2泊以上で3.0万円、2県以上に泊まる周遊型で3.5万円が上限です。宿泊単体商品を1旅行として連泊予約した場合も上限は2.0万円です(1泊ごとに2万円ではありません)。

鹿児島県の独自割引と国の応援割は併用できますか?

県の独自割引は、国の応援割が始まるまでの空白期間を埋めるつなぎとして計画されています。MBC南日本放送は、期間が重なった場合はどちらかを選ぶことになると報じていますが、正式な実施要領は未発表です。実務的には9月中の鹿児島旅行なら県の独自割引、10月以降なら国の応援割、という使い分けになります。なお県の独自割引は補正予算案が9月11日開会の県議会に提出される段階で、まだ確定していません。

どこで予約すればいいですか?

各県が指定する旅行会社・宿泊予約サイト・宿泊施設を通じて、割引後の価格で販売されます。過去の応援割では楽天トラベル・じゃらん・JTBなどでクーポンを取得する方式が一般的でしたが、今回の取扱事業者は各県の発表待ちです。

航空券だけ、日帰り旅行は対象になりますか?

対象は「九州地方における1泊以上の旅行・宿泊商品」とされています。交通機関の単体購入や日帰り旅行は対象外と考えられますが、細目は各県の発表をご確認ください。

買い物に使える地域クーポンは付きますか?

観光庁の公表資料に記載がなく、現時点では未定です。全国旅行支援では地域クーポンが付きましたが、北陸応援割では割引のみの県もありました。

他のクーポンやセールと併用できますか?

併用可否は未公表です。過去の旅行支援では予約サイト独自のクーポンと併用できるケースが多くありましたが、今回の扱いは各県・各社の案内を待つ必要があります。

今、熊本に旅行しても大丈夫ですか?

観光庁は、地震の影響がなかった観光施設・宿泊施設・飲食店は営業中で、いつもどおりの観光ができる状況だとしています。訪れること自体が応援になるとも案内されています。最新の交通情報と施設の営業状況を確認したうえでお出かけください。

九州新幹線は動いていますか?

熊本〜新水俣間が9月18日の始発から運転を再開する予定で、博多〜鹿児島中央が全線つながります。応援割が始まる10月1日時点では全線復旧している見込みです。ただし新八代駅付近は徐行運転となり、本州直通列車は地震前の9割程度の本数になります。

まとめ

結論九州7県が対象。熊本・鹿児島は60%、他5県は50%。10月1日宿泊分から
上限1旅行・1人あたり2.0万円/交通付き2泊以上3.0万円/周遊型3.5万円
予約開始長崎県が9月第3週を目標(OTA先行)、大分県が9月下旬。対象期間は長崎・大分・佐賀とも10/1〜12/25宿泊分。他4県は未公表
9月に行くなら熊本・阿蘇は「阿蘇ふっこう割」が9月7日〜30日で実施中(阿蘇市は宿への直接予約のみ)。鹿児島は県独自の6割引が9月中旬開始予定
上限到達ライン1泊商品の割引上限2万円に届くのは熊本・鹿児島で約3.3万円、その他5県で4万円。2泊以上なら交通付き商品の上限3.0万円も要チェック
アクセス阿蘇くまもと空港は平常運用。九州新幹線は9月18日全線再開見込み

各県の予約開始日が発表され次第、この記事も更新します。九州は空港のアクセスも宿の選択肢も豊富なエリアです。この機会にぜひ足を運んでみてください。

参考・出典

本記事は2026年9月7日時点の公表情報に基づいています。制度の詳細は各県の公式発表をご確認ください。