【2026年10月10日開始】台湾リピーターは約2.5万円分もらえるチャンス!|同行者と合わせて最大約4万円

台湾の交通部観光署が、外国人リピーター向けの新しい優遇策「国際旅客重遊加碼」を実施します。2023年1月1日以降に台湾へ入境したことがある外国人旅行者が対象で、個人旅行なら本人がNT$5,000(約2万5,000円)、同行者がNT$3,000、合わせて最大NT$8,000(約4万円)を受け取れる可能性があります。受け取れるのは割引券やクーポンではなく、台湾の加盟店で買い物や食事の支払いにそのまま使える金額そのもの。カードなどにチャージされる形で渡されます(台湾側の正式な呼び名は「消費金」)。オンライン登録は2026年10月1日午前10時(台湾時間/日本時間11時)から。ここでは公式サイトで確認できる内容を整理し、まだ公表されていない部分も正直に切り分けて解説します。
このページで分かること(目次)
「国際旅客重遊加碼」とは?台湾政府の新しいリピーター優遇
「国際旅客重遊加碼」は、台湾政府が2026年に打ち出した観光振興パッケージ「観光双輪駆動方案」に含まれる施策のひとつです。この方案は「平日の国内旅行優遇」と「国際観光の動力強化」という2本柱(=双輪)で構成されており、国際旅客重遊加碼は後者の目玉にあたります。
台湾観光署は方案の狙いを、国際旅客のリピーターや会議・展示会のついで旅行といった消費力の高い層を狙い、来台のきっかけと話題性をつくることで台湾観光の見え方を高め、内需の拡大と産業の商機につなげる、と説明しています。
「重遊」は日本語の「再訪」、「加碼」は「上乗せ・増額」を意味する中国語です。つまり「台湾リピーター向けの上乗せ特典」と考えると分かりやすいでしょう。かつて話題になったNT$5,000分が当たる抽選「遊台湾金福気(Taiwan the Lucky Land)」の流れをくむ施策ですが、今回は「過去に台湾へ来たことがある人」に対象を絞っているのが最大の違いです。
スケジュール早見表
| 日時(台湾時間) | 日本時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026年8月27日〜 | 同日 | 個人旅行者向け問い合わせ窓口(観光署)の受付開始 |
| 2026年9月1日〜 | 同日 | 個人旅行者向けカスタマーサービス専用電話の受付開始 |
| 2026年10月1日 10:00 | 10月1日 11:00 | オンライン登録開始(団体客向け旅行会社申請システムも同時刻に開放) |
| 2026年10月10日 | 同日 | 特典の適用開始(この日以降に入境するリピーターが対象) |
| 2027年3月31日 | 同日 | 自由行を含む「国際旅客重遊加碼」の実施期間終了予定日(※団体旅行向け助成は、公布済みの実施要点では2026年12月31日までの入境が対象) |
台湾は日本より1時間遅れ(UTC+8)です。登録開始の「10月1日午前10時(台湾時間)」は日本時間で10月1日午前11時にあたります。過去の類似キャンペーンではアクセス集中も起きているため、時計を合わせておくことをおすすめします。
対象になる人:「重遊客(リピーター)」の定義
観光署が公表している定義はシンプルです。
重遊客=2023年1月1日以降に台湾へ入境したことがある国際旅客
そのうえで、2026年10月10日以降に台湾へ入境することが条件になります。
「2回以上行ったことがある人」ではなく、2023年1月1日という基準日以降に1回でも入境歴があればよいという読み方になります。コロナ後に一度でも台湾を訪れた日本人旅行者の多くが該当する、かなり広い設計です。
一方で、パスポートの要件や滞在日数の条件など、細かい参加資格は現時点(2026年8月29日)で公式サイトに掲載されていません。前身にあたる「遊台湾金福気」では「台湾以外のパスポート保持者」「滞在3日〜90日」「団体ツアー参加者は対象外(自由行のみ)」という条件がありましたが、今回も同じ条件になるかは未確定です。公式発表を待つのが確実です。
もらえる金額:自由行と団体で違う
| 区分 | 条件 | 金額 |
|---|---|---|
| 自由行(個人旅行) | 過去に来台歴があるリピーター本人 | NT$5,000(約2.5万円分)をチャージ/抽選 |
| 自由行(同行者) | 当選したリピーターと一緒に来台する親族・友人 | NT$3,000 |
| 自由行(合計) | 本人+同行者 | 最大 NT$8,000 |
| 団体客 | 4名以上の団体/リピーターが団体の10%以上/台湾滞在3日2泊以上/最大500団体 | 4〜10名:NT$10,000/11〜20名:NT$20,000/21名以上:NT$30,000 |
この特典は、台湾政府がカードなどに金額を入金し、現地の加盟店での支払いに使ってもらう形で配られます。日本でいえば商品券や電子マネーへのチャージに近く、現金を手渡しでもらえるわけではありません。前回のキャンペーンでは悠遊カード(EasyCard)などにチャージする方式でした。
台湾の公式発表やニュースでは「儲値消費金」または「消費金」と表記されています。日本語にぴったり対応する言葉がないため、本記事では「NT$5,000分」「約2.5万円分」のように金額で書きます。割引券ではなく、支払いに充てられる金額そのものだと考えてください。
日本円の目安は、1台湾ドル=約5円で換算するとNT$5,000が約2万5,000円、NT$3,000が約1万5,000円、合計NT$8,000が約4万円です(2026年8月時点のレート。実際の価値は為替により変動します)。2人で台湾を再訪するなら、往復航空券1人分に近い金額が浮く計算になります。ここでの最大NT$8,000は「本人+同行者」の合計で、1人あたりの上限ではありません。
なお団体客については、方案全体の案内が2027年3月31日までとしているのに対し、公布済みの実施要点では2026年12月31日までの入境が対象、最大500団体、観光署の他の助成との重複申請は不可とされています。団体でお考えの場合は取扱旅行会社に最新条件をご確認ください。
「有機会獲得」=抽選です。観光署は「有機会獲得(獲得できる機会がある)」「中獎重遊客(当選したリピーター)」という表現を使っており、登録すれば全員がもらえる仕組みではありません。ただし、抽選の時期・方法・当選本数はまだ公表されていません。
登録方法:現時点で公表されていること
観光署の公式ページから案内されている専用サイトは「重遊台湾・福気加倍」です。
- 公式登録サイト:https://5000.taiwan.net.tw/
2026年8月29日時点でこのサイトにアクセスすると、まだ「Coming Soon」のバナーが表示される状態です。登録フォームや詳細ルールは10月1日の開放に合わせて公開される見込みで、現時点では登録手順・当選発表方法・受け取り場所などの具体的な手続きは確認できません。
前回「遊台湾金福気」の流れ(あくまで参考)
詳細が出るまでの参考として、2023年5月から2025年9月まで実施された前身キャンペーンの流れを載せておきます。今回そのまま踏襲されるとは限りませんので、確定情報として扱わないでください。
- 台湾到着予定日の1〜7日前に公式サイトで情報を登録
- 登録完了後、抽選用QRコードがメールで自動送信される
- 台湾到着日に、空港の入境ホールに設けられた特設カウンターでQRコードを提示して抽選
- 当選した場合はその場で受け取る(電子マネーカードへのチャージ、または宿泊割引券から登録時に選択)
電子マネーは悠遊カード(EasyCard)や一卡通(iPASS)などから選ぶ方式でした。今回も公式の表現は「儲値消費金」=チャージして渡すお金なので、似た形式になる可能性はありますが、確定ではありません。
空港での受け取りはどうなる?
当ブログの主戦場である空港の話です。前回の「遊台湾金福気」では、抽選ブースと引換ブースが入境審査を通過して制限区域を出た直後の入境ホールに設置されていました。台湾桃園国際空港では第1ターミナル・第2ターミナルの双方に、そのほか台北松山空港・台中国際空港・高雄国際空港にもカウンターが置かれていました。
抽選はその日のうちに、空港を出る前に済ませる必要がある運用だった点が最大の注意点でした。深夜着の便や、空港からリムジンバス・MRTへ急ぎたい人ほど、到着後の動線を先に確認しておく価値があります。
未確定情報:今回の「国際旅客重遊加碼」で、どの空港のどこに窓口が設置されるか、そもそも空港での対面抽選方式が採用されるかは公表されていません。オンライン完結型に変わる可能性もあります。空港動線の詳細は公式発表後に本記事へ追記します。
同時期に使える台湾旅行の優遇まとめ
「観光双輪駆動方案」には、国際旅客向けの施策がほかにもあります。対象者・申請主体・併用の可否は制度ごとに異なり、団体旅行向けの助成では観光署の他の助成との重複申請ができないと定められています。旅行の目的に合うものを個別に確認してください。
| 施策名 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 国際旅客会展順道旅遊加碼 | 台湾で開催される国際会議・展示会に参加する外国人 | 台湾観光バス(台湾観巴)の半日または1日ツアーと、Taiwan PASS高鉄版を無料で提供 |
| 国際旅客奨励旅遊加碼 | 台湾でインセンティブ旅行を実施する海外企業・法人 | 既存の助成に加え、台中以南・花蓮台東・離島の合法宿泊施設に泊まると1人1泊NT$1,000、1回あたり最大NT$4,000を上乗せ |
| 国際標竿型コンサート支援 | 大型公演の主催者 | 国際的なコンサート・公演の台湾開催を支援し、大型イベント開催地としての競争力を高める |
移動手段としてはTaiwan PASS(日本語ページあり)も選択肢です。高鉄を軸にした「高鉄版」と、台鉄を軸にした「台鉄版」の2種類があり、いずれも都市MRT4種類から1つ、観光地アクセス交通から1つを組み合わせる構成です。高鉄と台鉄の両方が1枚に入るわけではない点にご注意ください。
日本人旅行者にとっての狙い目
観光署の統計によると、2025年(民国114年)の日本から台湾への旅客数は約148万人で、前年から12%以上の伸びを記録しました。ただしコロナ前の2019年(民国108年)と比べると7割弱の水準にとどまっており、台湾側が日本市場をあらためて重視していることが、この施策の背景にあります。
日本側でも、2026年7月1日の申請分から旅券手数料が引き下げられました。18歳以上の10年有効パスポートは、オンライン申請が15,900円から8,900円、窓口申請が16,300円から9,300円になっています(外務省の案内ページ)。日本旅行業協会(JATA)も2026年6月16日から2027年3月31日の予定で海外旅行促進キャンペーン「もっと!海外へ」を実施中で、追い風が重なる時期といえます。
スケジュールの組み方のヒント
特典の対象は「2026年10月10日以降の入境」です。10月10日は台湾の双十節(国慶日)です。2026年(民国115年)の国慶焰火は台北ではなく、台東市の卑南渓出海口で10月10日夜に開催予定で、テーマは「世界の入口:南島台湾」。台北では同日午前に総統府前広場で国慶大会が行われます。国慶連休は台湾国内の旅行需要も重なるため、航空券とホテルは早めに確保しておくと安心です。花火に合わせるなら台東空港や台鉄東部幹線の混雑を見込んでおきましょう。費用を抑えたいなら、10月中旬以降〜11月、あるいは年明けの1月〜3月(旧正月期間を除く)のほうが組み立てやすくなります。
注意点・よくある誤解
- 現金の手渡しではありません。公式の呼び名が「儲値消費金」=チャージして渡すお金であるため、カードなどにチャージされる形で提供されるとみられます。ただし、具体的な受け取り形式や対応する電子マネーは未公表です。
- 全員がもらえるわけではありません。自由行は抽選方式です。予算に上限があるため、前身キャンペーンでは枠が尽きた時点で配布停止となりました。
- 詳細ルールは未公開です。登録可能期間、必要書類、対象空港、使用期限などは2026年8月29日時点で公表されていません。
- 非公式サイトに注意。この種のキャンペーンでは、登録を装った偽サイトが出回ることがあります。登録は必ず観光署の公式ドメイン(taiwan.net.tw)から行ってください。
名称の対照表
| 言語 | 表記 |
|---|---|
| 日本語(本記事の表記) | 国際旅客重遊加碼/台湾リピーター向けの再訪特典 |
| 中国語(繁体字・正式名称) | 國際旅客重遊加碼 |
| 中国語(簡体字) | 国际旅客重游加码 |
| キャンペーン名(繁体字) | 重遊台灣‧福氣加倍 |
| 韓国語(参考訳) | 국제 관광객 재방문 추가 혜택 |
※簡体字・韓国語・日本語表記は当ブログによる参考訳です。英語の公式名称は現時点で確認できていません。
よくある質問(FAQ)
Q. いつから登録できますか?
A. 2026年10月1日午前10時(台湾時間/日本時間11時)からです。団体客向けの旅行会社申請システムも同時刻に開放されます。
Q. 「リピーター」の条件は何回以上の来台ですか?
A. 回数の指定はありません。2023年1月1日以降に台湾へ入境した記録があれば対象とされています。そのうえで2026年10月10日以降に入境する必要があります。
Q. いくらもらえますか?
A. 個人旅行の場合、当選したリピーター本人がNT$5,000、同行する親族・友人がNT$3,000で、合計最大NT$8,000です。4名以上の団体客は、リピーターが団体の10%以上を占める場合に1団体あたりNT$10,000〜30,000の助成が用意されています。
Q. 登録すれば必ずもらえますか?
A. いいえ。自由行は抽選型の特典です。観光署は「獲得できる機会がある」「中獎(=当選した)重遊客」と案内しています。ただし抽選の時期・方法・当選本数は未公表で、予算枠にも上限があります。
Q. どこで受け取れますか?
A. 2026年8月29日時点で公表されていません。前身の「遊台湾金福気」では桃園(第1・第2ターミナル)、松山、台中、高雄の各空港の入境ホールに特設カウンターが設置されていましたが、今回同じ運用になるかは未確定です。
Q. 団体ツアーで行っても対象になりますか?
A. 個人旅行向けと団体客向けで別の枠組みが用意されています。団体客の場合は旅行会社が申請する仕組みで、4名以上かつリピーターが団体の10%以上という条件があります。
Q. 問い合わせ先はどこですか?
A. 個人旅行については観光署のカスタマーサービス専用電話(+886-2-77298391、2026年9月1日から)と、メール窓口(5000@tad.gov.tw)が案内されています。団体客については中華民国旅行商業同業公会全国聯合会の窓口(02-2717-7919、E-mail:travel10@tva.org.tw)が案内されています。
まとめ
「国際旅客重遊加碼」は、2023年以降に一度でも台湾を訪れたことがある人にとって、かなり間口の広いリピーター優遇です。押さえるべき日付は3つ——登録開始が10月1日午前10時(台湾時間)、適用開始が10月10日入境分から、終了予定が2027年3月31日。この期間に台湾旅行の計画がある方は、まず登録開始日をカレンダーに入れておきましょう。
登録手順や空港での受け取り方法など、実務的な部分は公式サイトの公開待ちです。本記事は続報が出しだい追記・更新します。
参照した公式情報
- 交通部観光署 行政資訊網「観光双輪駆動方案」:https://admin.taiwan.net.tw/themes/FullPage?a=24534(2026年8月29日確認)
- キャンペーン公式サイト「重遊台湾・福気加倍」:https://5000.taiwan.net.tw/
本記事は2026年8月29日時点の情報にもとづいています。制度の詳細は変更される可能性があるため、実際の申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
